銀行融資、無担保融資、ビジネスローン比較
中小企業の融資活用ガイド
中小企業の融資活用ガイド
金融機関を選択
■何を基準に選ぶのか?
●銀行の融資姿勢の4つの評価ポイント
中小企業が銀行と取引する際、「融資」「決済」「預金」という3つの機能を求めるのが普通です。中でも中小企業にとって最も重要で、銀行間で対応が異なるのが融資の機能です。各金融機関の融資に対する姿勢を見極めて取引銀行を選択しないと、中小企業の生命線とも言える資金調達に支障をきたすことになってしまいます。金融機関の融資姿勢を評価する場合、以下の4つのポイントを判断材料にしましょう。
- プロパー融資の金額…これは保証協会付きではない、銀行直接の融資額を指します。この金額の多い銀行は会社の内容を評価して、積極的に支援をしようという意識が高いと言えます。逆に保証協会付きの融資しかしてくれないような銀行は、その会社に対してリスクを取る考えがないということなので、取引をする意味があまりありません。
- 担保の設定額…前述1とこの担保の設定額で、無担保融資の額を割り出すことができます。プロパー融資の金額が大きな銀行でも、担保がガチガチに設定されていれば融資にあまり積極的だとは言えないでしょう。
- 融資の形態…銀行が一番融資しにくい形態が、証書貸付による長期資金です。これが多い銀行は大切にすべきです。一方、銀行にとって最も簡単な融資形態が手形割引です。しかも、手形の銘柄を優良企業だけに限定しているような銀行は、優良企業の信用力に頼っているだけで、取引している中小企業の信用力などほとんど評価していないことになります。
- 預金残高…預金は質権設定していなくても、返済が滞った場合には差し押さえることができるので、銀行にとっては一定の債権保全効果が見込めます。預金残高よりも借入残高が上回る場合は、その銀行がリスクを取る考えがないことが窺えます。
●メインバンクを見直す時には
メインバンクを選ぶ時は、上記の4つの要件を満たしていることが決め手となります。このように取引を見直すことによって、必要とあればメインバンクを変える決断も必要となってきます。ただし、あまり頻繁に変えすぎると、金融機関からの信用を失うことがありますので要注意です。
メインバンクを見直す時には、多少の金利差など目先のことにとらわれず、長い目で見て良い取引が継続できるかを重視すべきです。また、銀行自体の経営内容もチェックしましょう。最近は銀行が破綻することなど珍しくありません。もし取引銀行が破綻した場合、業務は受け皿銀行の引き継がれますが、全ての企業への融資が引き継がれるわけではありません。場合によって、自社の融資が打ち切られることだってあるのです。そうしたリスクを避けるためにも、取引銀行の財務内容のチェックは重要です。
