銀行融資、無担保融資、ビジネスローン比較
中小企業の融資活用ガイド
中小企業の融資活用ガイド
融資のための準備
■調達資金について把握する
●自社の借入能力を知っておく
実際に金融機関から融資を受けるに当たっては、自社の借り入れ能力を知っておくべきです。この場合、借り入れ能力というよりも「返済能力」と言った方がいいかもしれません。「資金繰りにいくら必要か」「銀行がいくら貸してくれるのか」ではなく、あくまでも返済可能な融資額ということです。借入能力は融資戦略を立てる上で、ぜひとも知っておかなければならないものです。
借入能力は決算書から算出することができます。1年間の借り入れを返済するための原資は、「税引き後利益」に「減価償却額」を加えた金額から捻出されます。
●借入金の水準を表わす指標
借入金の水準を表わす指標に「有利子負債対キャッシュフロー倍率」があります。
有利子負債とは借入金、キャッシュフローとは1年間に返済へ回すことが出来るお金と考えます。この指標は、1年間の返済能力の何倍の借入金があるのかを示すものです。この倍率が10倍以内というのが、融資を受ける際のボーダーラインとされていますが、これはあくまでも大企業の話で、中小企業では15〜20倍でないと新規融資は難しいでしょう。
借入金の水準を表わす、もうひとつの指標が「借入依存度」です。借入依存度とは、総資本に対する借入金の比率のことです。総資本とは負債と資本を合計した金額で、借入依存度は短期借入金と長期借入金、割引手形の合計額を総資本で割った数字です。借入依存率が高いほど評価が低くなり、50%以下がひとつの目安です。こうした指標を用いながら、常に自社の借り入れ能力を把握しておくことが、融資戦略の成否の決め手となります。
